WIREワイヤー矯正
ワイヤー矯正とはWIRE
01
ワイヤー矯正の特徴
ワイヤー矯正は、金属製のワイヤーとブラケットを歯列の表面に固定する治療法です。
1本1本の歯を任意の方向へと大きく移動させることができるため、ほとんどの症例に適応可能です。
歯を3次元的に動かしやすいのもワイヤー矯正の特徴のひとつといえます。
固定式装置なので、日常生活で不便を感じる部分もありますが、ワイヤー矯正でなければ治せないケースが多々あることから、現状でも最もスタンダードな矯正法となっています。
1本1本の歯を任意の方向へと大きく移動させることができるため、ほとんどの症例に適応可能です。
歯を3次元的に動かしやすいのもワイヤー矯正の特徴のひとつといえます。
固定式装置なので、日常生活で不便を感じる部分もありますが、ワイヤー矯正でなければ治せないケースが多々あることから、現状でも最もスタンダードな矯正法となっています。
02
メリット・デメリット
メリット
- ほとんどの歯並びに適応できる
- 噛み合わせまでしっかり治せる
- 装置を着脱する手間がない
- 歯並びの細かな調整が可能
デメリット
- 装置が目立ちやすい
- ワイヤーが粘膜を刺激することがある
- 歯の移動に伴う痛みが比較的強い
- 食事や歯磨きがしにくい
- 装置によるトラブルが起こりやすい
適応性と非適応性ADAPTIVE/NON-ADAPTIVE
適応可能な症例
ワイヤー矯正は、ほとんどの歯並びに適応可能です。
抜歯をして歯を大きく動かす症例も治療できます。歯を引き上げる挺出（ていしゅつ）や歯を沈み込ませる圧下（あっか）、歯根ごと動かす歯体移動（したいいどう）なども行えます。
抜歯をして歯を大きく動かす症例も治療できます。歯を引き上げる挺出（ていしゅつ）や歯を沈み込ませる圧下（あっか）、歯根ごと動かす歯体移動（したいいどう）なども行えます。
適応できない症例
骨格的な異常に由来する出っ歯や受け口、開咬などは、ワイヤー矯正を適応できない場合があります。
ワイヤー矯正で動かせるのは歯だけであり、顎の長さや広さが、大きさを調整することはできないからです。
そうしたケースには、顎の骨を切除する外科矯正が必要となります。
ワイヤー矯正で動かせるのは歯だけであり、顎の長さや広さが、大きさを調整することはできないからです。
そうしたケースには、顎の骨を切除する外科矯正が必要となります。
治療のリスク・副作用
ワイヤー矯正には、歯茎が下がる、歯根が吸収する、歯の神経が死ぬ、顎関節症を発症するなどのリスク・副作用を伴います。
装置の一部が舌やお口の粘膜を傷付けて、口内炎ができるという副作用も出やすいです。
装置の一部が舌やお口の粘膜を傷付けて、口内炎ができるという副作用も出やすいです。
ワイヤー矯正で
部分矯正を行うメリット
ワイヤー矯正で
部分矯正を行うメリット
ワイヤー矯正は、1本1本の歯を三次元的に動かしたり、微調整を加えたりすることが得意です。
同時に、上下の噛み合わせも正常化させやすいため、マウスピース矯正よりも仕上がりの良さを追求できます。
また、ワイヤー矯正では固定式の装置を使用することから、装置の着け忘れで歯が動かなくなるというトラブルは起こり得ません。装置の調整も歯科医師がしっかり行ってくれます。
同時に、上下の噛み合わせも正常化させやすいため、マウスピース矯正よりも仕上がりの良さを追求できます。
また、ワイヤー矯正では固定式の装置を使用することから、装置の着け忘れで歯が動かなくなるというトラブルは起こり得ません。装置の調整も歯科医師がしっかり行ってくれます。
治療の流れFLOW
1
初診
歯並びに関するお悩みをお聞かせください。
ワイヤー矯正に関する疑問点があれば、遠慮なくご質問ください。
歯科医師がわかりやすい言葉で丁寧にお答えします。
ワイヤー矯正の治療内容や治療期間、治療にかかる費用なども細かくご説明します。
ワイヤー矯正に関する疑問点があれば、遠慮なくご質問ください。
歯科医師がわかりやすい言葉で丁寧にお答えします。
ワイヤー矯正の治療内容や治療期間、治療にかかる費用なども細かくご説明します。
2
精密検査
お口の中の検査、口腔内写真撮影、セファログラムを含むレントゲン撮影、歯科用CT撮影、歯型取りなどを行います。
患者さまの資料を集めて、歯並びや骨格の状態を分析します。
患者さまの資料を集めて、歯並びや骨格の状態を分析します。
3
診断・治療計画立案
精密検査の結果を元に診断し、治療計画を立案します。
その内容を患者さまにご説明して、同意いただけましたら治療の開始です。
その内容を患者さまにご説明して、同意いただけましたら治療の開始です。
4
動的治療
歯の表面にブラケットとワイヤーを装着して、歯の移動を始めます。
専門的には動的治療（どうてきちりょう）と呼ばれる段階です。
動的治療は1～3年程度かかるのが一般的です。
動的治療の期間中は、1～2ヵ月に1回の頻度で通院していただきます。
専門的には動的治療（どうてきちりょう）と呼ばれる段階です。
動的治療は1～3年程度かかるのが一般的です。
動的治療の期間中は、1～2ヵ月に1回の頻度で通院していただきます。
5
保定期間
動的治療が完了したら、歯の後戻りを防止する保定期間（ほていきかん）へと移行します。
リテーナーと呼ばれる装置を1～3年程度、装着します。
始めの頃は3ヵ月に1回くらいの頻度で通院していただき、その後は徐々に通院の間隔を広げていきます。
リテーナーと呼ばれる装置を1～3年程度、装着します。
始めの頃は3ヵ月に1回くらいの頻度で通院していただき、その後は徐々に通院の間隔を広げていきます。
6
メインテナンス
保定が終わった後もメインテナンスを継続的に受けていくと良いでしょう。
歯並びや噛み合わせに何らかの異常が生じた場合は、迅速に対応することができます。
歯並びや噛み合わせに何らかの異常が生じた場合は、迅速に対応することができます。
費用・治療期間COST/TREATMENT PERIOD
矯正歯科治療費について
| 名目 | 金額 | 補足 |
| 矯正相談 | ¥0 | |
| ワイヤー治療（全顎） | ¥715,000 | |
| 部分ワイヤー治療（部分） | ¥55,000〜¥550,000 | 気になる部分だけをピンポイント行う矯正歯科 |
治療期間について
| 治療期間 | 通院回数 | |
| ワイヤー矯正（全顎） | 2~3年 | 月1~2回 |
| ワイヤー矯正（部分） | 3~18ヶ月 | 月1~2回 |
よくある質問
-
Qワイヤー矯正の痛みはどのくらいですか？
-
Aワイヤーを調整した直後は、食べ物を噛むことが難しくなるくらい痛みます。
2～3日経過すると矯正力が消費され、普段通りに食事をできるようになります。
装置による刺激は、細かく調整することで最小限に抑えられます。 -
Q歯磨きしにくそうですが虫歯にはなりませんか？
-
A普段よりも歯磨きしにくくなるため、虫歯や歯周病リスクは高まります。
ただ、正しいケア方法を身に付けることで、口腔衛生状態は良好に保てます。
実際、当院でも虫歯や歯周病にならずにワイヤー矯正を終える方が大半を占めています。 -
Q歯は必ず抜かなければなりませんか？
-
A抜歯が必要になるかどうかは、患者さまのお口の状態によって変わります。
歯をきれいに並べるためのスペースが十分にあれば、抜歯をする必要はありません。
スペースが不足している場合は、前から4・5番目の小臼歯のどちらかを抜くことが多いです。